インフルエンザについて
インフルエンザについて
今シーズン(2025年)は、全国的にインフルエンザの流行が早めに始まっており、例年より患者数が増加しています。特に A型(H1N1) が主流ですが、B型 も散発的に報告されています。学校や職場での集団感染も起きやすいため、早めの予防対策が大切です。
インフルエンザワクチンは、感染そのものを100%防ぐものではありませんが、重症化や合併症(肺炎・脳炎など)を防ぐ効果 が確認されています。特に以下の方には接種が推奨されます。
インフルエンザウイルスは変異しやすいため、WHO(世界保健機関)が毎年世界中の流行状況を分析し、その年に流行すると予想される型を選定 してワクチンが製造されます。
つまり、毎年接種する必要があるのは「流行株が変わるから」です。

ワクチンは重要な予防手段ですが、万能ではありません。以下の限界や注意点があります。
効果が出るまで時間がかかる
接種後すぐに効果は出ず、約2週間 で免疫がつくとされています。
効果の持続は5〜6か月程度
抗体価は徐々に低下し、シーズン終盤には効果が落ちる可能性があります。
流行株とのずれ(抗原不一致)のリスク
ワクチンと実際の流行株がずれると効果が下がることがあります。
副反応リスクがある
注射部位の腫れ、発熱、倦怠感など軽度が多いですが、まれにアレルギー反応もあります。
発症後には効果がない
すでに感染してから接種しても治療効果は得られません。
→ つまり、ワクチンは「万能薬」ではなく、発症予防・重症化抑制 を目的に「できるだけ早く打っておくべき」対策です。

発症から 48時間以内の抗ウイルス薬使用 が有効です。代表的な薬剤と回数・薬価(自己負担3割の場合の目安)は以下の通りです。
タミフル(内服)
・5日間、1日2回内服
・薬価:約4,000円前後(自己負担:約1,200円)
リレンザ(吸入)
・5日間、1日2回吸入
・薬価:約4,000円前後(自己負担:約1,200円)
イナビル(吸入)
・1回吸入のみで治療完了
・薬価:約3,800円(自己負担:約1,100円)
ゾフルーザ(内服)
・1回服用で治療完了
・薬価:約4,900円(自己負担:約1,500円)
※ただし、耐性ウイルスの報告あり

2025年のインフルエンザは例年より早く流行が始まっており、注意が必要です。
当院では、できるだけ多くの方に早めにワクチンを接種していただけるよう、以下の料金でご案内しております。
予約をいただいた方が待ち時間も少なく、スムーズにご案内できますのでおすすめです。