
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が一時的に停止する病気です。呼吸が10秒以上止まることが数回以上繰り返されることで、睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下などの症状を引き起こします。
睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣や肥満、加齢などが原因で発症することが多いですが、早期に診断と治療を受けることで、症状を軽減し、生活の質を改善することが可能です。もし、いびきや日中の眠気、集中力の低下などの症状が気になる場合は、専門医に相談することが重要です。
一般的な流れをご紹介いたします。個々の症状や事情により治療計画を作成していきますのでご安心ください。
来院されましたら受付に保険証や診療情報提供書(持参された方のみ)をご提示ください。
診療申込書兼問診票をお渡ししますのでご記入頂き、終わりましたら受付スタッフにお渡しください。
※出来る限り詳しくご記入ください。特に他の医療機関にお掛かりの方は受診されている医療機関名、病名、処方内容などお教えください。
ご記入頂いた問診票をもとに、医師の診察の前に専門スタッフが事前問診を行います。睡眠障害はストレスなどの心の問題のほかに口や鼻から肺までの空気の通り道がきちんと確保できているか等の器質的な問題が密接に関係しています。したがって不眠に関する問診は精神面、身体面に渡り多角的に15分~30分ほどお話をお聞きします。
他院に受診中の方で何らかの処方を受けている場合は事前にスタッフに申し出てください。
問診でお伺いした事をもとに、医師が診察を行います。事前問診に加えてさらに深く医師がお話を伺います。お話を踏まえて睡眠薬の作用、睡眠不足が引き起こす諸問題などをご説明していきます。
次に個々の睡眠障害に対応するために必要な検査を行います。
実際の睡眠状態を把握するためにご自宅で行う睡眠検査(終夜睡眠ポリグラフィー)を行います。専門スタッフにより装着の仕方、正しく検査を行うための注意点の説明、次回の検査結果説明までの日程調整を行います。
今後の治療を行う上で、特に器質的な問題がないかどうかを把握しておくことは治療の幅を広げる上で非常に重要となりますので、出来る限り実施されることをお勧めします。
当院は原則保険診療にて治療を進めていく保険医療機関です。
自宅での睡眠検査を行った後、その結果説明のための外来を行います。その結果によって、治療を開始出来るか、更なる精密検査を行うのかをご相談の上決定することとなります。睡眠検査はご本人では知りえない数値化されたものでご理解頂くまで丁寧にご説明させて頂き、しっかりとご納得頂きながら治療に繋げていきたいと考えています。